設 立 趣 旨 書

1 趣 旨

本会は、流産・死産に限らず、子宮外妊娠などの非嫡出児も含め、
わが子、夫や妻、親などの近親者を亡くし、心に深い傷を負った方々に対し、
経験者や心理カウンセラーが、心に寄り添い、
心のケアを行う事(以下※1グリーフケアと言う)を目的として設立されました。

近親者を亡くし、悲しみや苦しみを表に出す事ができず、 一人で苦しんでいる方
は多数います。病院サイドが、それらの方々の心のケアまで行うということはあ
まりありません。また、同居する家族もどう対応していいか分かりません。

経験者と心理カウンセラーの相互協力の下、
現在苦しみの渦中にある方を支援する事が本会の目的です。

2 申請に至るまでの経過

現在まで活動してきた市民団体「たんぽぽの家」は、死産・流産などで
子どもを亡くされた親を対象に、心理カウンセラーが
心理療法を用いたサポートを行ってきました。

同じ経験を持つ者同士が集い、気持ちを分かち合う、交流会の類の必要性はもち
ろんですが、心理療法を取り入れたグループワークを行うことで、
グリーフプロセスをより円滑に進めることが可能となります。

現在、残念ながら、国内でのグリーフケアの重要性も、
心理療法の認知度も低いのが現状です。

イベント告知のため、店舗や公共機関等へのポスターやチラシ貼付依頼、新聞で
の会の告知掲載依頼をしても、断られる事が多く、なかなか、会の存在やイベン
トについて、告知することができません。
認知度が低いためか、折角、会の存在やイベントについて知っていただいても、
「宗教じゃないか」・「何か売りつけられるんじゃないか」と、誤解を受ける事も多々あります。

特定非営利活動法人となれば、第一前提の社会的信用度という点において、
ポスター貼付依頼など、認知普及におけるハードルが下がり、
社会的信用度を上げやすくなります。
これにより、死別経験者がイベント情報等を手に入れやすく、
安心して参加できる環境を整えることができます。
上記の理由により、申請する事にしました。

<市民団体たんぽぽの家活動内容>

@ わたげの集い 定期的にグリーフケアを行う会。

A こころの勉強会 身近な人の心のケアやセルフケアについて学ぶ場。

平成22年12月 1日

特定非営利活動法人たんぽぽの家  

 設立代表者   福岡県北九州市小倉北区原町2丁目2番14−408号

                                    
      早川 みどり

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<市民団体たんぽぽの家 内容>

 死産・流産などで子どもを亡くされたママの心のケアを考える
「たんぽぽの家」

設立

2009年1月9日

スタッフ


運営スタッフ 4名
(内、3名メンタルバランスマネジメント(※再決断療法)資格取得者)
サポートスタッフ 3名 
ボランテイアスタッフ 3名

○賛助会員 13名
           (2009.5.12現在)
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再決断療法」とは……
ゲシュタルト療法」(「今、ここ」での気付きを重視する実践的な心理療法)と、
TA(交流分析)理論」(臨床心理学の基本理論で、全世界で活用されている)をベースに、
現在に悪影響を及ぼしている過去の心のひっかかりを探り、根本的な問題解決を図る心理療法です。

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